具体的な大学と先攻コースの絞り込む時、「留学はキャリアアップ?キャリアチェンジ?それとも・・?」で書いたように、「勉強した内容を留学後の仕事にどう活かしたいか?」をしっかり念頭にして、学校やコースを絞り込む方がいいと思います。
「将来こうした仕事をしたいから、この内容をこの学校のこのコースで学ぶ!」といった整理ができていると、留学後に就職活動をする時もブレることなく、新しい仕事を探していけると思います。
では、社会人が留学する大学や先攻を絞る上で、どういったポイントを見ていった方がいいでしょうか。ここでは「どの大学か?」は無視して、先攻について絞り込む方がスムーズかと思います。
イギリス、アメリカ、オーストラリアですでに国を絞り、先攻内容のキーワードで検索すると、ある程度候補が絞られます。例えば観光業の経営を勉強したい人などは、「リゾートホテル」「アメリカ」「修士課程」「マネジメント」「インターンシップ」などで検索すると、とりあえず20〜30の先攻がだいたい出てくると思います。ここで大事なのは、しっかり留学後の仕事のイメージができていないと、もっと具体的なキーワードが出てこない点だと思います。
こうして候補は出ますが数が多いので、多くの留学先候補から先攻を絞り込む時に、以下の3つのポイントが重要と個人的には思います。
1. 勉強内容がおもしろそうか
2. 日本で学べない勉強内容があるか
3. インターンシップができる可能性が高いか
「おもしろいかどうか」は直感的に判断している感じですが、「自分は具体的に何に興味があるのか?」を掘り下げて書き出して、それと候補となるコースを照らしあわせるといいと思います。例えば、地球温暖化の国際政策について実践的な内容に興味があるならば、「地球温暖化の国際条約の経緯」「気候変動の経済」「学外見学とリサーチスキルの取得」「インターンシップ」などなど、自分が興味がある項目を並べてコース内容がマッチしてるかチェックできるかと思います。
ここでも、留学後の仕事のイメージがしっかりできていると、こうした興味がある項目を具体的にリスト化しやすいと思います。ただ、興味がある項目の全てに当てはまるコースがないケースもあると思うので、興味がある項目に優先順位をつけたり、取捨選択することも必要かと思います。
例えば、アメリカでスポーツビジネスを勉強すれば、日本で学べない内容が多いと思いますし、またアメリカ国内のスポーツ業界についての知識もつくのではないでしょうか。こうした場合、卒業後にアメリカのスポーツ業界の知見を生かした仕事を見つけることにもつながると思います。
このように、『日本では得られない専門知識やスキルが留学先で身につくか!?』といった視点は留学先の候補選びで必要だと思います。というのも、日本の教育水準は世界でも高い方なので、『その勉強内容だったら海外に行く必要ないし、日本で学べるんじゃない!?』と、卒業後の就職活動で留学経験がアピールしづらくなるからです。
・留学先で学んだ内容を実務に応用する力がつく
学校で学ぶインプットの作業と同じくらい、学んだ専門知識やスキルを仕事に活かすアウトプットの作業も大事だと思います。そのアウトプット作業で、勉強した新しいコンセプトやスキルが実際の業務のどこに使えるか理解が進むし、使い方も上手くなると思います。
例えば映像制作など勉強した人だと、シーンに応じた撮影手法や専門のソフトウェアでの編集作業などの経験を現場で積んでこそ、仕事への応用力を磨くのではないでしょうか。
また、講義で学んだ内容も実務の中ではそれほど大事ではない内容があったりしますし、インターンシップは『実際に仕事をする上で、大事な専門知識とスキルはどれか?』の見極めの機会でもあります。
このようにインターンシップを通じて、専門知識やスキルの実際の仕事への応用力が身につき、卒業後の仕事によりスムーズに移行できると思います。
・人脈が身につく
留学先の国で就職を考えている人は、特に重要なポイントだと思います。インターンシップでしっかりした成果を出すと、所属先の会社にそのまま就職というケースがあります。インターンシップ先の企業でなくても、留学先の先生が個人的なコネクションから他の企業を紹介するケースもあると思います。
また、同じ留学先の卒業生がリクルーターとなって社員を探していることもあり、こうした紹介情報もSNSでシェアすることもあります。
まずはインターンシップでしっかり成果を残すことが第一ですが、このように海外での仕事は紹介で見つける傾向が強いので、インターンシップで作る人脈は仕事を見つける上で大事です。
・海外での職場環境に慣れる
自分もそうでしたが、日本で社会人経験を積んだ人だと、ほとんどが周りはすべて日本人という職場環境だったと思います。国内異動などで新しい職場になるだけでも心身ともに負担がかかる中、英語を使用した多文化な職場環境への適応だとなおさらだと思います。
例えば、上司や同僚の人とのコミュニケーションの取り方や、資料の作成、プレゼンテーションなどなど。学校の中では習得できない、ビジネス英語やスキルも学ぶ必要が出てきます。
このような他国の職場環境に慣れる機会としても、インターンシップは貴重な経験となりますし、ぜひインターンシップの機会に恵まれているコースがいいと思います。
長くなりましたが、ここまで応募先を絞込むための3つのポイントを考える上で、やはり「勉強した内容を留学後の仕事にどう活かしたいか?」を具体的に計画できていると、留学先の候補がスムーズに絞り込めると思います。「留学先の候補が多くて逆に選べない!」という状況にならないように、しっかり留学後の仕事のイメージを持って出願候補を決めることが大事です。
「将来こうした仕事をしたいから、この内容をこの学校のこのコースで学ぶ!」といった整理ができていると、留学後に就職活動をする時もブレることなく、新しい仕事を探していけると思います。
では、社会人が留学する大学や先攻を絞る上で、どういったポイントを見ていった方がいいでしょうか。ここでは「どの大学か?」は無視して、先攻について絞り込む方がスムーズかと思います。
イギリス、アメリカ、オーストラリアですでに国を絞り、先攻内容のキーワードで検索すると、ある程度候補が絞られます。例えば観光業の経営を勉強したい人などは、「リゾートホテル」「アメリカ」「修士課程」「マネジメント」「インターンシップ」などで検索すると、とりあえず20〜30の先攻がだいたい出てくると思います。ここで大事なのは、しっかり留学後の仕事のイメージができていないと、もっと具体的なキーワードが出てこない点だと思います。
こうして候補は出ますが数が多いので、多くの留学先候補から先攻を絞り込む時に、以下の3つのポイントが重要と個人的には思います。
1. 勉強内容がおもしろそうか
2. 日本で学べない勉強内容があるか
3. インターンシップができる可能性が高いか
-1. 勉強内容がおもしろそうか-
ありきたりですが、とても大事なポイントだと思います。留学先の必修科目の内容説明を読んでおもしろそうと感じないと、1-2年も勉強を続けるモチベーションはなかなか維持できないと思います。というのも、入学した後に「思っていたよりおもしろくない、難しい」といった理由でコースを変更したり、留年する友達が学期ごとにいたのを見たからです。「おもしろいかどうか」は直感的に判断している感じですが、「自分は具体的に何に興味があるのか?」を掘り下げて書き出して、それと候補となるコースを照らしあわせるといいと思います。例えば、地球温暖化の国際政策について実践的な内容に興味があるならば、「地球温暖化の国際条約の経緯」「気候変動の経済」「学外見学とリサーチスキルの取得」「インターンシップ」などなど、自分が興味がある項目を並べてコース内容がマッチしてるかチェックできるかと思います。
ここでも、留学後の仕事のイメージがしっかりできていると、こうした興味がある項目を具体的にリスト化しやすいと思います。ただ、興味がある項目の全てに当てはまるコースがないケースもあると思うので、興味がある項目に優先順位をつけたり、取捨選択することも必要かと思います。
-2. 日本で学べない勉強内容があるか-
留学先で学ぼうとしている分野で、日本の大学で学べない知識やスキルが留学で身につくと、留学後の就職活動でいいアピールポイントになります。また再び働き始めてからも、留学していない同年代の社会人にはない強みを持つことができると思います。例えば、アメリカでスポーツビジネスを勉強すれば、日本で学べない内容が多いと思いますし、またアメリカ国内のスポーツ業界についての知識もつくのではないでしょうか。こうした場合、卒業後にアメリカのスポーツ業界の知見を生かした仕事を見つけることにもつながると思います。
このように、『日本では得られない専門知識やスキルが留学先で身につくか!?』といった視点は留学先の候補選びで必要だと思います。というのも、日本の教育水準は世界でも高い方なので、『その勉強内容だったら海外に行く必要ないし、日本で学べるんじゃない!?』と、卒業後の就職活動で留学経験がアピールしづらくなるからです。
-3. インターンシップできる可能性が高いか-
個人的には、インターンシップのチャンスが高い留学先を必ず選んだ方がいいと思ってます。主な理由として、以下の3つがあります。・留学先で学んだ内容を実務に応用する力がつく
学校で学ぶインプットの作業と同じくらい、学んだ専門知識やスキルを仕事に活かすアウトプットの作業も大事だと思います。そのアウトプット作業で、勉強した新しいコンセプトやスキルが実際の業務のどこに使えるか理解が進むし、使い方も上手くなると思います。
例えば映像制作など勉強した人だと、シーンに応じた撮影手法や専門のソフトウェアでの編集作業などの経験を現場で積んでこそ、仕事への応用力を磨くのではないでしょうか。
また、講義で学んだ内容も実務の中ではそれほど大事ではない内容があったりしますし、インターンシップは『実際に仕事をする上で、大事な専門知識とスキルはどれか?』の見極めの機会でもあります。
このようにインターンシップを通じて、専門知識やスキルの実際の仕事への応用力が身につき、卒業後の仕事によりスムーズに移行できると思います。
・人脈が身につく
留学先の国で就職を考えている人は、特に重要なポイントだと思います。インターンシップでしっかりした成果を出すと、所属先の会社にそのまま就職というケースがあります。インターンシップ先の企業でなくても、留学先の先生が個人的なコネクションから他の企業を紹介するケースもあると思います。
また、同じ留学先の卒業生がリクルーターとなって社員を探していることもあり、こうした紹介情報もSNSでシェアすることもあります。
まずはインターンシップでしっかり成果を残すことが第一ですが、このように海外での仕事は紹介で見つける傾向が強いので、インターンシップで作る人脈は仕事を見つける上で大事です。
・海外での職場環境に慣れる
自分もそうでしたが、日本で社会人経験を積んだ人だと、ほとんどが周りはすべて日本人という職場環境だったと思います。国内異動などで新しい職場になるだけでも心身ともに負担がかかる中、英語を使用した多文化な職場環境への適応だとなおさらだと思います。
例えば、上司や同僚の人とのコミュニケーションの取り方や、資料の作成、プレゼンテーションなどなど。学校の中では習得できない、ビジネス英語やスキルも学ぶ必要が出てきます。
このような他国の職場環境に慣れる機会としても、インターンシップは貴重な経験となりますし、ぜひインターンシップの機会に恵まれているコースがいいと思います。
- 出願候補がそろったら-
上の3つのポイントに当てはまる留学先を洗い出したら、出願したいコースを10校以下に絞り込みましょう。ここでどの大学に行きたいか、知り合いの評価や、大学がある国や地域、予算、知名度、大学ランキングでの順位など、自分が重要視する項目でさらにふるいにかけるといいと思います。そして、応募先の絞込みが終わったら、具体的な出願準備へと移っていきます。長くなりましたが、ここまで応募先を絞込むための3つのポイントを考える上で、やはり「勉強した内容を留学後の仕事にどう活かしたいか?」を具体的に計画できていると、留学先の候補がスムーズに絞り込めると思います。「留学先の候補が多くて逆に選べない!」という状況にならないように、しっかり留学後の仕事のイメージを持って出願候補を決めることが大事です。
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